カネボウ白斑問題に学ぶ会TOP > 白斑について学ぶ > 白斑の治療・費用・期間

白斑の治療について(方法・費用・期間)

ココでお伝えすること

白斑の治療法としては問題のある化粧品の使用は中止するのはもちろん、紫外線対策を徹底すること、 それからステロイド外用やビタミンD3軟膏などを用いた外用治療、ビタミン剤を使った内服治療があります。

白斑の治療はどのように行われるのか?①

薬物投与で様子をみる

まずは白斑の原因と思われる要因をすべて排除することからはじめます。 通常の白斑は何が原因なのかわからないことがほとんどですが、カネボウ化粧品の場合であればロドデノールが原因なのでそれを中止します。


日本皮膚科学会の報告によると、ロドデノール含有の化粧品の使用を中止した後、治療なしでも軽快した方が67%もいるということなので、 何もしないでも症状が緩和されることは充分あり得ると考えてよさそうです。


とはいえ、治療した方のほうが症状が改善している方が多い(77%)のは確かです。


白斑の治療は大きく分けて3タイプあります。


・外用薬を用いるもの⇒ ステロイド剤や活性型ビタミンD3軟膏
・内服薬を用いるもの⇒ ビタミンC、トラネキサム酸、抗アレルギー剤
・紫外線治療⇒PUVA療法、ナローバンドUVB療法


昔からよく白斑の治療に使用されているものにステロイド剤があります。ステロイド剤や活性型ビタミンD3軟膏には免疫機能を正常値に戻してくれる働きがあり、 白斑を小さくしたり抑制したりする役目があるといわれています。


PUVA(プーバ)療法やナローバンドUVB療法は白斑部分を中心に紫外線を照射する治療法で、紫外線により肌の色素細胞(メラノサイト)を活性化することで 本来の機能を取り戻させるのが狙いになります。


健康な肌にも紫外線が照射されるのでそこはネックとなる部分ですがエキシマライトという白斑部分のみにスポット的に照射する治療方法もあるようです。


治療自体は1回当たり数秒で終わるものですが、週に複数回通院しないといけませんし、治療費も高くつくのが難点です。 初期の数回は保険適用としている医院もあるようですが、やはり治療には半年から1年ほどかかるといわれているので高額な自己負担は免れません。


(※カネボウ化粧品を使ってできた白斑については治療にかかる費用、交通費すべては補償内容に入ってます。)

白斑の治療はどのように行われるのか?②

外科的に対応する場合

エキシマライトで効果が見られない時によく行われる治療にミニグラフトというものがあります。 健康な皮膚から細胞を採ってきて皮膚移植を行う方法です。


1㎜程度の皮膚移植ですが、その後紫外線をあてることで周囲の皮膚にも色素が広がっていくとされています。 1円玉範囲を20か所行っておよそ3万円といわれています。


さらにはどの方法でも治療困難な場合に最終手段として脱色療法が行われます。名前の通り正常の皮膚も脱色してしまって全体的に白く統一してしまう方法ですが、一度脱色すると元に戻すことはできません。


黒人であるはずのマイケル・ジャクソンの肌がいつのまにか真っ白になっていたことは記憶に新しいと思いますが、あれは尋常性白斑の治療で※脱色したからです。


(※ハイドロキノンモノベンジルエーテルという超強力な漂白成分で脱色したそうです。なお、美白化粧品に配合されているハイドロキノンとは別ものなので混同しないように。)


白斑は治療を受けたほうが軽快する率は高いんですが、治療を受けなくても軽快することもあるということでどの方法が良いというのは一概には言えません。


いずれにせよ、どんな治療を選んでも最低でも半年から1年、通常はそれ以上の期間をかけてやっと白斑の大きさが縮小されるというものですから、 いくら治療にかかる費用はカネボウが負担してくれるといっても、通院には相当の労力がいりますし、精神的苦痛が伴うものだと思います。

「白斑について学ぶ」のその他の記事はコチラ

Page top icon