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白斑は完治(ほぼ目立たなくなる)するのかどうか

ココでお伝えすること

白斑になってしまった人が一番気になるのは完治する皮膚病なのか?ということだと思います。 そのあたりを詳しく解説していきたいと思います。

白斑は完治するのか?

白斑の経過

白斑は完治するのか?という点が最も気になるところだと思うんですが、これについてはカネボウ化粧品がホームページで公開しているデータを参考にするのがいいかと思います。


カネボウ公開のデータ(2014年6月更新)を見る限り、白斑があったけれど完治、あるいはほぼ回復したという方は一定数いるようですし、 症状が残っている人も確認できたものに限れば、1回目の調査のときよりも2回目の調査のときには軽快していたというケースが多く確認されています。


※ 82.5%(5,264人中4,344人)の方が1回目と比べて回復傾向にある)


ただ、このカネボウが公開しているデータはあくまで確認できた白斑様症状確認数ということで、 未確認のものや途中で連絡がとれなくなったものを含めるとかなり数字は変わってくるような気がします。


また、「回復傾向にある」「軽快した」といってもどの程度のものを回復としているかという点にも疑問が残ります。 白斑が薄くなったのか範囲が縮小したのか、あるいは完全に健康な肌と同じ状態に戻ったのかはわからないんですね。


日本皮膚科学会が公開しているデータによると、2014年1月に行った調査では、経過を観察できた1341例のうち


・白斑の症状がほぼなくなった方は7%。
・1/4以下まで縮小した方が11%
・1/4~1/2になった方が16%
・小さくなってきているがまだ1/2以上残っている方が38%
・変わらないという方が25%
・増加している方が2%


という結果でした。この数字はロドデノールが白斑の原因であると発表があったおよそ半年後の数字ということでカネボウが公開しているデータとは 半年のタイムラグがあるので、単純には比較できませんが、半年程度では治るものではないことはよくわかると思います。


データをみる限りはやはり時間が経つほど症状は軽くなっていくようです。とはいえ年単位での話になりますが。 そして何より問題はそれだけの時間をかけて治療しても白斑が完治するかどうかはわからないということです。


現段階では白斑が完治した人もいるけれど、個人差が大きく、治療によってコントロールできるものではないということです。 どちらかというと完治した少数派ですから今の状態よりもよくなることはあっても完治するのが極めて稀なケースだと思っておいたほうがよさそうです。


※追記:2014年7月、事件から1年経った時点での被害者数は確認されているだけで1万8909人に上り、そのうち1万1765人(62%)にはいまなお症状が残っているといわれています。

白斑のある肌には紫外線対策が絶対不可欠!

白斑と紫外線と皮膚ガン

白斑ができた部位の皮膚はメラニンを生成することができない状態になっているので、紫外線に対する防御力が皆無に等しい状態といえます。 そのため他の部位に比べて念入りなUVケアが必要になると思ってください。


※なお、紫外線を浴びると白斑が悪化するといった根拠はありません。


日焼け止めも肌には負担がかかるものです。紫外線ダメージに比べればマシということで仕方なく塗っているようなものですから メラノサイトが消失、あるいは機能低下している肌には刺激が強いケースがあるので注意してください。


敏感肌用の日焼け止めを使ったり、ワセリンで保護膜を作ってからその上に日焼け止めを塗るというのがよさそうです。 脱色素斑が首にあるようならストール、手や腕にあるようなら手袋やアームカバーもしたほうがいいでそうね。


それから白斑の範囲が広い人の場合、紫外線に弱くなってしまうから皮膚ガンになってしまうのでは?と心配する人もいるようですが、 皮膚ガンは何十年も蓄積された紫外線によるダメージによるものなので、白斑ができたからすぐにできるというものではありません。


常日頃からしっかりUVケアをしていればそんなに皮膚ガンについて思い悩む必要はないと思います。

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