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ロドデノールを使うとなぜ白斑ができてしまうのか?

ココでお伝えすること

カネボウが開発・特許を取得したロドデノールが白斑問題の元凶です。美白成分としてはかなり強力な作用を持つロドデノールがなぜ白斑の原因になるのか?詳しく解説します。

ロドデノールってどんな美白成分なの?

ロドデノールとメラニンの関係

カネボウ化粧品が美白成分の開発のために多くの植物由来の天然成分にメラニン生成を抑制する作用がないかスクリーニングした結果、 天然の白樺やメグスリノキの樹皮に含まれる4-(4-ヒドロキシフェニル)-2ブタノールという物質が注目しました。


そこから生まれた美白成分がのちに白斑問題を引き起こす原因成分になる「ロドデノール」です。


シミの原因となるメラニンはチロシンという物質がチロシナーゼという物質に結合することにより生成されますが、 ロドデノールはチロシンと化学構造が似ているためチロシナーゼと結合することができ、チロシンと結合する前にロドデノールと結合することできます。


その結果としてメラニンの生成を防ぐということができるんです。


またロドデノールにはメラニン生成を抑制する以外にもチロシナーゼの分解を早める働きがあり、メラニンの生成量そのものを少なくする効果もあります。 さらに黒色メラニンと肌色メラニンと2つメラニンのうち、特に肌色にかかわる黒色メラニンを優先して抑制する作用もあります。


まとめると、


1、メラニン生成の抑制
2、チロシナーゼを分解し、メラニンの生成量を少なくする
3、黒色メラニンを優先して抑制する


という3方向からメラニン生成を抑制する凄い美白作用があるのがロドデノールなんです。カネボウもこんな強力な美白成分を発見して「やった!」と思ったはずですが、 この強力すぎる美白作用が逆に仇となってしまうとは思いもしなかったでしょうね。

なぜ、ロドデノールを使うと白斑ができてしまうのか?【仮説】

「ロドデノール代謝物」が問題なのか?

なぜ、数ある美白成分のうちロドデノールだけ特に顕著に白斑ができてしまったのか?ということは今まさに調査・研究されている最中です。


今のところ日本皮膚科学会の見解としては、チロシナーゼがチロシンの代わりにロドデノールと結合してできる「ロドデノール代謝物」そのもの、 あるいはその代謝産物が肌にダメージを与えてしまうのではないかということです。


追記※「ロドデノール代謝物」が過剰に生成されると皮膚細胞を傷つけることが実験で判明しました。


また、ロドデノールの悪影響は使ってすぐに出てくるのではなく、繰り返し同じ部位にロドデノール含有化粧品を使うことで、次第に細胞障害が発生し、 メラノサイトが減少してきて、やがては消失すると考えられています。


2008年の販売開始から3年経った2011年にはじめて被害報告が確認されたことについても皮膚破壊がゆっくり進行していったからという説明です。


※白斑の被害者には使用開始後、2ヵ月で出来たという人もいれば3年間使ってできたという人もいて、かなりこのあたりは個人差があります。


なお、ロドデノール含有化粧品を使って白斑を発症してしまった方の割合というのは全体の2%だといいます。 まったく何も問題なかったという人もいれば、かゆみやかぶれだけで済んだという人も大勢いて、同じようにロドデノール含有化粧品を使っていながらなぜ白斑ができる人とできない人がいるのかは今現在もわかっていません。


考えられるのはやはり美白成分と肌との相性ということなんでしょうね。美容皮膚科の先生いわく「誰にどの美白成分が一番効果的なのかは使ってみないとわからない」んだそうです。 ロドデノールに対して感受性が強い人もいれば弱い人もいて、その差が明暗を分けたということだと思います。

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